任意整理について

ｵｰｸﾗﾝﾄﾞ法律相談所の大蔵修です。今日から久しぶりに私の本業について書いていきます。

今日のお題は任意整理について。

任意整理は一言で言うと、「貸金業者との交渉による和解」です。
定期的収入があり、「毎月いくらずつなら返せる」という目処のもと、取引履歴をもとに利息の引き直し（グレーゾーン金利を今の合法金利で計算し直し、過去に遡って残債を計算し直し）を行い、元本を減らします。

20％以上の金利で５年以上返済していると、今の利息に引き直すと、すでに完済している可能性もあると言われます。

業者との交渉（自分でやるか、弁護士・司法書士に依頼）次第ですが、一般的に将来金利・遅延損害金の支払いが免除されるとか、自己破産と異なり、家や自動車などの高額な財産を処分しなくて済むのがメリットです。

デメリットとしては、業者間のブラックリスト（事故情報）に乗りますので、他社からも新たな借り入れが出来なくなるであろうことです。

民事再生や、任意整理などの手段は、「これ以上返済額を増やせません」という、「ギブアップ」が前提になっている恩赦ですので、

ギブアップしている人がさらに借り入れを増やすのはおかしいと思われる、増やさせてもらえないわけです。

続きます。

借金をある意味リセットしたうえで、借り入れが出来なくならない借金 返済 方法というのもあります。