借金と、新しいことを始めるﾀｲﾐﾝｸﾞ

ｵｰｸﾗﾝﾄﾞ法律相談所の大蔵修です。

私の知り合いのﾀﾞｲﾚｸﾄﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ会社の社長から、こんなﾒｰﾙが来ました。ちょっと長いですが引用させていただきます。

「私がｿｺｿｺ儲かっているのをどこかで聞き付けた高校時代の同級生から、久しぶりに連絡があった。最初は選挙がらみのお願いかと思ったが、どうも違うようだ。どうやら年収500万円くらいのｻﾗﾘｰﾏﾝの彼は、年収と同じくらいの借金をこしらえてしまい、“何か儲かる話ない！？”と私を頼ってきたのだ」

「残念ながら、私は彼に“自己破産するか、睡眠時間を削って死ぬ気で働いたら？”と言うしかなかった」

「そんな、“どうにもならない”状況になってから頼られても、もう遅いのだ。新事業を立ち上げてお金を儲けようにも、その状況では何かを新しく始めるには“最悪のﾀｲﾐﾝｸﾞ”だと言っていい」

「なぜなら、お金儲けには、時間・手間・お金そのもの、などのｺｽﾄがかかる。そのｺｽﾄを支払う余裕が全くない状態で、新しいﾋﾞｼﾞﾈｽがうまくいくはずがない」

「…その後、彼からの連絡はない」

…いかがでしょうか。まずい状況を打開しようとする行動は、一日も早い方がいいということがわかりますよね。時間は敵ではなく味方につけるものです。

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